双極性Ⅱ型の呟きの行く先

双極性障害Ⅱ型の元早稲田生。何をこなすのも下手。

本来なら雨季の低気圧にやられて、調子が悪くなる6月。そして7月。

 

今年は降水量が少ないのか、曇り空は続くものの、雨の冷たさには触れずに済んでいる。

 

霧吹きのような小雨に対して、傘をさす者、ささない者がキャンパスを闊歩している。

私は傘を持ちたくない頑固さがあり、後者になるのだろう。

 

この時期は体調が崩れがちで、文字を読めなくなる事等ザラにあるが、今年はそんな状態に陥らずにいる。

 

本を読む事は大学に入って意識的にするようになった。いや、もっと前の時代にも興味の惹くものにだけは手に取るようにしていた。

 

しかし、大学生となって変わった唯一の点は、幅広い読書をするようになった事だ。

 

心理学を専門にしながら、哲学、社会学、教育学といった近似領域のものから、音楽理論に至るまで、趣向の幅は広がった。

 

世の中に本が溢れているのはもちろん、その数だけ思想が溢れているのは興味深い。

 

人間は本を読む。目的は何だろうか。

いや、きっと読者の数だけその目的も楽しみ方もあるのだろう。

 

私は一体何を楽しみ本を読むのか。

その問いに対してはきっと、私の知識に対するコンプレックス、そしてある種の強迫観念かもしれない。

 

それでも、やはり読書は楽しい。

 

孤独も気になる事のない、暇な持て余し方は今の内から確立しておくに越した事は無いだろう。