双極性Ⅱ型の呟きの行く先

双極性障害Ⅱ型の元早稲田生。何をこなすのも下手。

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10年前の私、こんにちは。

15歳の自分。

今頃進路に悩んでる時期かと思われます。

 

あなたは真面目に過ごしてきました。

模範的であろうとして、疲れてきました。

 

あなたも気づいてくる頃でしょう。

真面目さは、時に自分を縛る鎖になります。

 

自分に差し伸べられた手を刃と誤解しては、

その鋭い警戒心からあなたはその手を

握る事は出来ないでしょう。

 

それでいい、とは言えません。

賢い聡い選択とは言えません。

 

やはりあなたはその真面目さから

逃れられることは出来ません。

 

それでも、

自分の中の理性を眺めながら、闘うこと。

プライドを持ちながら馬鹿になる方法はあります。

 

いや、あなたは見つけざるをえない。

対峙せざるをえないのです。

 

あなたの理性とちっぽけで堅固なプライドは、

誇って、強くあろうとしていい。

 

私は昨日、誇りを捨てました。

 

自分を守るため、の言い訳を初めてやり遂げました。

 

それでも私という人間は、

自我は変わるに至らなかった。

 

この真面目さが、いかに卑小で憎んだか

もう既に覚えていません。

 

あなたはいずれ、初めて創る、

ということを体験します。

 

あなたの手で創り、積み上げていくのです。

そしてそれはあなたを助けてくれる糧になります。

 

あなたはその存在を無視してはいけない。

 

あなたの真面目さの表裏一体となった、

衝動性が刹那の美しさを求めてドミノを倒す羽目になっても。

 

積み上げられたものは途中経過でしかない。

その事に私は気づいて欲しい。

 

美しさなど、ほんの一瞬の誘惑に惑わされた幻影でしかありません。

 

生きて、ください。

 

生きる事は、綺麗な事などではありません。

 

それでもあなたのゼロから創り出した創造物は無駄にしてはいけないのです。

 

私は答えを求めて、それでもまだ見つからない。

 

貰ったものをあなたの中で創り直し、

あなたの解釈で以て生きて欲しい。

 

傷だらけの身を、

自然体の美しさを見出してくれる仲間が、あなたにはいます。

 

あなたを大切にしたい、私より。