双極性Ⅱ型の呟きの行く先

双極性障害Ⅱ型の元早稲田生。何をこなすのも下手。

レール

少し自分のことについて、簡潔に書こうと思う。

私は中学は不登校、高校は単位制に通信制を経て卒業した。
高校からパート社員として働いた運送会社の職場で、卒業後も働いた。合計で3年近くその職場にいたことになる。

そして20歳の春、早稲田大学に入学したという経歴を持つ。

この経歴の時点で、私は日本社会のスタンダードに乗ることはできなかったと言えるだろう。
集団生活は楽じゃない。社会はもっと厳しい、辛いに違いない。
そんな事を中学生の時から感じていた。

そんな弱さが、自分が嫌いだった。
これで良かったんだと思う自分と、これではいけない
のだという自分が今も闘っている。
それはまるで生にしがみつく自分と、死をもって終わらせようとする自分の、私の中の戦いだ。

社会というレールに接近するたび、自分の中で闘いがはじまる。
辛うじて見つけられる武器を取り出しては、そんなんじゃ武器にすらならないと嘲笑う自分がいる。

社会だけではない、現実も厳しい。

大学2年に上がる頃に発覚した、双極性障害という枷は、想像以上に私の歩みを遅くした。
現実に抗う武器も、障害の前に錆びるのはこんなにも容易いものだ。

こんな現実と、自分の意思に関わらず持続し続ける社会。
どう折り合いをつけるべきか、その方策はまだ目処すらたたない。

唯一わかることがあるとすれば、
それでもレールは地平線の先に続くということだけだ。