双極性Ⅱ型の呟きの行く先

双極性障害Ⅱ型の元早稲田生。何をこなすのも下手。

2020-01-01から1年間の記事一覧

再生

私はどこへ行けば良いのだろうか。 願わくば、このブログを開かない程に、 極めて正常に健康でいたかった。 しかしそれはやはり叶わない。 私の枷は思った以上に自由を許さない。 行き場をなくし、カフェを渡り歩く。 暇つぶしに、と備えた本をめくる指は重…

自由

理由もなく、せわしない街を歩く。 視界に入った公園に寄り、 太陽光に当たりながら本を読む。 何と緩やかな時間だろうか。 誰にも何にも縛られる事のない、 広げた腕の先に広がる世界。 私はこれだけ広い世界を知らなかった。 私はこれだけ広い世界の自由を…

孤独

孤独。 でも今は耐える時。 他人の優しさを受け取っては、一人で噛み締める時。別れは、予期していた事。 遅かれ早かれ訪れていた結末。それでも、その締めくくり方はあまりに稚拙であった。 別れる、のであれば極めて穏便に、平和な形を望んでいた。 私の踏…

絶望

静かな絶望が横たわる。 それは私へと視線を注ぎ、離してくれない。 不思議と私を襲ってくることは無かった。 私という小さな存在を囲むかのように、 それはただ眺め、じっとしている。 いっそ、心の臓まで貫いてほしい、 とさえ思う。 心まで一つの色で染め…

沈黙。涙を飲む沈殿。 そこに涙はないが。 声に出ない感情が、渦巻く。 孤独が、渦巻く。 死にたいなんて、もう思わない。 ただ生きる事の辛さをひしひしと身体を痛め付ける。 痛い。 頼るべき相手は頼るに至れない。 真に頼りたい存在、そんなの、もう分か…

過去へ

10年前の私、こんにちは。 15歳の自分。 今頃進路に悩んでる時期かと思われます。 あなたは真面目に過ごしてきました。 模範的であろうとして、疲れてきました。 あなたも気づいてくる頃でしょう。 真面目さは、時に自分を縛る鎖になります。 自分に差し伸べ…

狂気

命の燃料。 それが今まで何だったかを意識した事はない。 しかし、今ではそれがわかる、気がする。 私の中で燻り続ける狂気の炎。 つゆも消えてくれず、燃え広がり続ける。 破滅願望。 ピタリと最後まで当て嵌めたパズルをバラバラにせんとする欲望。 順風満…

痛い。 左手の傷を見る度に、 馬鹿なことをした、と後悔する。 きっかけは愛をめぐる、病的な認知と行動。 ただそれだけであった。 人を愛し、人に愛され、 愛し合う関係になればなるほど、 何故距離が遠くなり、痛みが伴うのだろう。 思いやるが故にすれ違…

幸福

日常は幸せなのだろう。 生きていく事は幸せなのだろう。 四肢を自由に動かし、心をもって自由に表現する。 なんて幸せなことなのだろうか。 さて、これは建前である。 業が追ってくる程欲深いのだろう、私は。 アイスコーヒーの氷水をすすっては旨いと 自分…

混沌

この頭の中のカオスは何と表現したらよいだろうか。 双極の混合状態とも言いづらい。 何故なら感情は伴っていないからである。思考の浮上、沈殿、その繰り返し。 泡となって浮かんで消える、その繰り返し。バグ?エラー? 誰が教えてくれるものか。 言葉が、…

人間の欲は底無しだ。 欲しくなって、得て、欲しくなる。 この無限ループと言っても良い。 私は欲しい。 自分が得ることの出来なかった過去の遺産。 得られないと諦めていた未来の至宝。 欲は目を眩ませる。 私の願いは願えば願う程、 いや、願ってしまった…

弱音

さて、更新が多くなるのは 悩みが肥大化しつつある兆候である事は 私が一番よく知っている。 人間やらねばいけない事が増えると 思考のネットワークを活性化させ、 リソースをフル活用せねばならない。 そうしてしまうと、必然的に意識上から溢れていた自身…

哀情

この感情に名前をつけるとしたら、何と呼ぼうか。いつからか、泣きたいと思っても泣けなくなった自分がいる。 どれだけの悲しみも、ただの重りとなって、 脳を地に落とすような感覚。感情が浮上しない。 抑うつ状態となり、思考の抑制が起こるものの 不思議…

知識

知識は最大の武器である。 これは格言といったものではなく、 身をもって体感した身近な言葉だ。 私は自分の知識の偏りと不足に、 コンプレックスを抱いている。 自分の脳で処理しきれない知識は、 ぬるりと水を滑る油のように落ちていく。 概念を獲得しても…