双極性Ⅱ型の呟きの行く先

双極性障害Ⅱ型の元早稲田生。何をこなすのも下手。

絶望

静かな絶望が横たわる。

それは私へと視線を注ぎ、離してくれない。

 

不思議と私を襲ってくることは無かった。

私という小さな存在を囲むかのように、

それはただ眺め、じっとしている。

 

いっそ、心の臓まで貫いてほしい、

とさえ思う。

 

心まで一つの色で染め上げられたなら、

すべき事はたった一つなのだから。

 

死、がちらつく。

 

私はこの崖を飛び降りることが出来ない。

最後の理性が死ぬべきではないと引き留める。

 

生存本能、なのだと思う。

人格、性格、感情以前の原初的本能。

よもや理性以前のものかもしれない。

 

それでも積極的に死へ向かう気力すら、

今は失っている。

私は結局どちらつかずの半端者でしかない。

 

恥を感じざるを得ない。

 

生きる屍さながら、

生きながら死んでいる現在の自分に対して。

 

家の中に溜まったごみが、

一歩踏み出せない私の小さな勇気を象徴しているようで、

厭わしく思われた。